NGO report

Japanese : 今日が最期の日?

By Amnesty International, on 8 September 2020



日本では、死刑執行の予定日に刑務所の外で監視行動などがおこなわれることはない。処刑がおこなわれるかどうかは当局だけが知るところだからである。また処刑は通常、国会が閉会中で処刑の問題を国会で協議することができないような時期におこなわれる。臼井日出男元法相によれば、「死刑についての論議を大々的にする」機会を野党議員に与えないために、このような方針がとられているということである。死刑の執行に関して唯一明らかにされているのは、定期的に法務省が出す統計情報である。執行された人の名前は明らかにはされず、家族が公開しないかぎり知ることはできない。法務省はこうした秘密主義は, 死刑囚の家族を、身内が処刑されたと知られないよう、保護するためだとしている。




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